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エサ、食べさせていますか!

エサ、食べさせていますか!

最近、肉豚で尾かじり豚を見かけることがあります。
尾かじりが発生してしまうと健康で発育の良い豚が真っ先に被害を受けてしまいます。
また、対応が遅かった場合は、豚房のほとんどの豚がかじられてしまい、まともな出荷が出来なくなってしまうこともあります。
尾かじりの原因としては、豚舎環境(温度、湿度、空気の流れ、アンモニア濃度など)、環境改善資材(タイヤ、チェーンなどのおもちゃなど)、飼料・給水(どの豚もエサや水を不自由なく摂取できてているか)、豚群の健康度があげられます。
要求率を良くするために飼料形状を変えたり、給餌方法の変更で改善を図っていますが、エサの調整や給餌管理が上手くいかない場合、群の中に十分にエサを食べられていない個体が出てきます。
このような十分にエサを食べられない豚が他の豚の尻尾をかじってしまう悪癖行動をとってしまいます。
肥育豚の管理は豚群の中の落ちこぼれが無い様に、発育に必要なエサと水をすべての豚に均一に食べてもらうことです。