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いよいよ今年もあとわずか!

いよいよ今年もあとわずか!

 2021年もあとわずか、人も畜産も伝染病に翻弄された1年でした。新型コロナウイルス感染症も2019年12月に中国で報告されてから3年目に突入、国内の感染者数が急減しましたが、まだ予断が許さない状況です。世界の2.5億万人以上、国内では170万人以上の人が感染しました。高病原性鳥インフルエンザは昨シーズン1000万羽近い鶏の殺処分が行われました。今シーズンもすでに4事例の発生が報告されています。CSFは、2018年9月の初発から3年以上が経過、長期戦を強いられています。26万頭近い豚の殺処分と甚大な被害となっています。養豚を取り巻く環境は伝染病の脅威にさらされており、農場のバイオセキュリティの成否が経営を左右します。さらに、飼料穀物の高騰、相場の低迷、世界的な豚肉需給の不安定化、SDGs、気候変動対策、代替肉の市場参入など、ドラスティックに変化しています。予測しずらい昨今ですが、今年の振り返りと来年以降の農場の方針を再考する師走にしたいものです。