コツコツ トントン！
令和4年10～12月期の全農の配合飼料価格が「据え置き」と発表されました。飼料穀物の需給引締め、円安が影響しています。相場高で何とか食いつないでいるが、飼料高はお手上げと考えていませんか。まだまだ、飼料要求率を改善できる要素があります。エサが高いと肥育期に焦点が行ってしまいますが、繁殖豚の管理でも農場飼料要求率、飼料費に大きく影響します。日常の母豚のコンディション・給餌管理でしっかりした子豚をたくさん産ませることにより離乳子豚の「量と質」を良くすることができ、飼料単価の高い人工乳を減らすこともできますし、その後の肥育効率にも影響します。そして、毎日の給餌管理でエサの無駄をなくすことです。給餌器の不具合はすぐに直してください。このような毎日の豚に対する「コツコツ」とした取り組みが農場飼料要求率の改善につながります。「コツコツ トントン」です。最近では、生産性を落としている原因としてサーコウイルスが関与していることがあります。農場の疾病の動きを確認することをお勧めします。