養豚場での豚の生産

養豚場での豚の生産

繁殖雌豚(母豚)

母豚は7〜8ヶ月齢で初めての交配をします。この時の体重は140〜160kgくらいです。平均すると年に2.0〜2.4回は分娩をして、5〜8産くらいまで使用します。 1回の分娩で10〜12頭程度の子豚を産むので、母豚は一生で50頭以上の子豚を産みます。

繁殖雌豚

種付

豚の発情周期は21日です。発情を見極めて種付を行います。豚による交配(NS)と、人間が精液を注入する人工授精(AI)があります。

種付

妊娠ストール-妊娠期間

豚の妊娠期間は115日間です。種付をしてからの1ヶ月は子宮に着床する大事な期間です。この期間の母豚は、個別のストールで安静に飼養します。

妊娠ストール

分娩舎-分娩と授乳

養1回の分娩で10~12頭程度の子豚が生まれます。分娩後21〜28日間は母豚が母乳で子豚を育てる授乳期間です。 生まれたときの体重は1.0〜1.5kgですが、離乳する頃になると7~9kg程度にもなります。ほんの3〜4週間でこんなにも成長します。

分娩舎-分娩と授乳

離乳舎-飼料を食べ始める

21~28日で離乳された子豚は、離乳舎に移され、母乳から離され飼料を食べ始めます。 この時期の子豚はとても体が弱く、病気にならないように大事に飼養します。 何も問題がなく育ってくれると、70日で体重は30kgになります。

分娩舎-分娩と授乳

肥育舎-体を大きくさせる

180日くらいで出荷される時の体重は110kgくらいになります。 出荷間際の豚は1日3kgの飼料を食べて、1日1kg体重が大きくなっていきます。 こうして、健康に育ってくれた豚に感謝をして出荷をします。

肥育舎-体を大きくさせる