人は相矛盾する気持ち(Aという気持ちと、逆の not Aという気持ち)を同時に持って
いると考えられています。
これを「アンビバレットの心理」と呼ばれています。
実際、集
団行動の中で、誰が考えても良いことでも、なかには反対する人がいたりします。
反対す
る人の後ろ向きな言動をその場で否定したり、説得しようとすると相手は余計に意地にな
ったり、かたくなになったりし、悪循環に陥ってしまうこととなってしまいます。
このよ
うな相矛盾する気持ちの中で心が揺れていることを理解してコミュニケーションをとれる
か否かで仕事の進み方や成果が違ってきます。
非協力的であったり、妨害的なメンバーは
長い経験に基づく知識やスキルを持っている方が多いです。
このようなメンバーには事前
に相談を持ちかけることで、コミュニケーションがスタートします。
(参考図書「チームマネジメント」古川久敬著日経文庫)