7月の中旬以降、東北、関東地方を中心に平年より2度前後高い気温を記録しました。
ここに来てだいぶ涼しくなりましたが、9月中はまだ残暑が見込まれるようです。
最近では、暑熱対策もしっかりと対応されてきている農場も増えてきて母豚の暑熱による繁殖成績への影響も少なくなってきています。
残るは残暑(特に西日)対策と季節の変わり目による寒暖差や腹冷えには要注意です。
また、雄豚の精液性状にも変化が出てくる時期でもあります。
精子は精巣の中で精祖細胞から成熟精子になるのに約1か月半かかります。
さらに、受精能を獲得するために精巣上体で約2週間滞在しなければなりません。
すなわち、使える精子が出来るまでに2か月かかるのです。
活力があり乗駕欲の良い雄豚でも精子の異常が見られたりします。
精液検査で万全を期してください。