アメリカのハイブリッド豚を飼養している優秀な農場で、1母豚当たりの年間離乳頭数が35頭近い成績を達成しています。
以前、育種の研究者が24〜25頭の出荷頭数が経済的な限界ではないかと話していとこたが過去のものとなってしまいました。
ここ十数年の進歩が目覚ましい限りです。
その原動力は育種改良ですが、それを支える栄養、環境、衛生、飼育管理技術が下支えしています。
昔、農家養豚が家族同様に1頭1頭を昼夜問わず大切に育ててきたことを今のアメリカの優秀な生産農場では24時間体制で看護分娩を実践、分娩舎での高成績を実現させた。
さらに、ウイーン・ツー・フィニッシュの豚舎では水やエサを食べさせるために専門の管理者まで置く徹底ぶりです。
あのアメリカが・・・と思ってしまう変貌ぶりです。
高能力母豚も浸透してきていますが、まだまだ能力を活かせていない農場があります。
今までの自分の中の常識や思い込みをなくし、目の前の壁を乗り越えましょう。