トピックス
油断大敵!

油断大敵!

暖かくなった6月に入ってからも北海道、栃木、沖縄で次々とPEDの発生が報告されました。
まだまだ、日本国内でPEDウイルスが蔓延している状態が続いていると言えます。
導入豚に対する検疫等は確実に実施することは、あたりまえのことですが、特に、豚関連施設への出入りのある「人、物、車両」に対するバイオセキュリティーの徹底がカギを握ります。
車両の消毒は、荷台だけでなくキャビンから下回りまで丁寧に消毒液をかけることが大切です。
また、消毒薬はすぐに消毒効果が発揮されるのではなく、時間(感作時間)が必要です。
さらに、消毒効果を高めるために消毒回数を増やすことや逆性石鹸の消毒薬であれば、消毒液をアルカリ性にすることで消毒効果が高まることも実証されています。
出荷車両の運転手さんは、農場で降りてもらわない方が良いことですが、降車する場合は、農場専用の長靴、作業服、手袋等を用意し着用してもらってください。
PEDの被害を軽減させる方法は確立されてきましたが、発生した場合は大変な思いをしなければなりません。
油断大敵です。