食の安全を担保するために平成24年からスタートした農場HACCP認証制度は、70以上の養豚場が認証されており、認証に向け取り組んでいる農場もたくさんある状況です。
平成29年4月には、JGAP畜産版の基準が発表され、すでに認証された農場、現在認証に向け取り組んでいる農場もあります。
農場HACCPは農場運営、食品安全、環境保全を中心としたマネージメントの認証(改善の仕組みを審査)です。
JGAPは、農場HACCPに含まれている食品安全や環境保全のほかに労働安全、人権・福祉、アニマルウエルフェアなどが追加された製品認証(チェック方式)です。
東京オリンピック、パラリンピックでの食材提供でGAPが話題を呼んでいますが、これからの養豚経営にとって食の安全・安心だけでなく、農場スタッフの教育やスキルアップにもつながり、持続可能な農場運営のためにも取り組んでいかなければならない課題ではないでしょうか。