南岸低気圧とは、「日本の南海上を東〜北東に進む低気圧」のことで爆弾低気圧とともに最近よく聞く気象用語です。
平成26年2月、2週連続で低気圧が発達しながら本州の南岸を北東に進んだ。
この影響で西日本から北日本の太平洋側を中心に大雪になった。
普段、雪が降らない関東地方の平野部でも観測史上1位を更新した大雪となり長期間の交通機関のマヒ、畜舎などの損壊などの大きな被害が出たのが記憶に新しい。
昨年1月にも南岸低気圧が発生、その時の経験から早めの警報が発令されました。
気象庁の向こう3か月の予報では、気圧の谷や湿った気流の影響で降水量が平年並みか多い見込み、さらに寒気が南下する負の北極振動が現れやすく、北日本を中心に寒気の影響を受けやすいと発表されています。
大気全体の温度が高い傾向にあること、寒気の影響が加われば大雪になる可能性が高くなります。
災害に対する備えを万全にしてください。