ここ数年、慢性疾病対策からPED、CSF、ASFなどの感染症対策にシフトされてきています。ワクチン接種農場でのCSFの発生もあり、ワクチンだけでなくバイオセキュリティの徹底も必須です。PED対策は、母豚の飼育管理技術も問われ、農場の総合力が試されます。新しく改訂された飼養衛生管理基準は、重箱の隅を楊枝でほじくるような細かなことまで言及されています。そんなことまでできないよ!ではなく、どうしたらそのようなことまでできるのかを考え、取り組んで行かなければなりません。病原体の侵入リスクをいかに少なくできるかが課題です。我々の社会生活においても昨年から大流行している新型コロナウイルスに翻弄されています。海外ではワクチン接種も始まり終息に向けての取組が進んでいますが、まだまだ先が見えない状況です。「3蜜」「五つの場面」を真摯に守っていくことが大切でないでしょうか。本年もよろしくお願いいたします。