安易なコストダウンは命取り！
飼料高騰、相場安のダブルパンチで養豚経営にとっては非常に厳しい時代に突入しました。みなさんの農場でもどのようにコストを下げるかを検討されているかと思います。安易に価格の安い飼料を購入したり、衛生費を削ることに走ってはいけません。「飼料費を抑えようとして安いエサを使い、逆に農場飼料要求率が悪くなり、結果として飼料費が高くなってしまった」「ワクチンを止めてしまい、事故率が高くなり出荷頭数が激減してしまった」・・・ 失敗した事例は山ほどあります。安定的に生産を継続するための最低限のイニシャルコストがあります。まずは、農場にとって最低限守らなければならないことを把握することです。一番の対策は、なんといっても生産性を上げることにつきます。生産性アップ＝コストダウンとなります。もし実施する場合は、計画をたて検証する方法まで考えておかなければなりません。ただし、種豚の飼料については、影響が大きく、しかも長期間にわたるので熟慮する必要があります。