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今年こそは! 売上を落とさないために・・・!

今年こそは! 売上を落とさないために・・・!

 相場低迷、飼料高騰と生産環境の厳しさが増してきています。生産量を落とす暑熱期の準備はいかがでしょうか。昨年の関東・東海地方では、7月は全国的に雨が多い月でしたが、8月は記録的な高温、9月にも残暑が続き繁殖成績の落ち込みが見られた農場がありました。交配前21日~交配後12日までの間の暑熱ストレスが分娩率低下、総産子数減少に関わるとの報告があります。暑熱ストレスの要因として、1日の最高気温>暑熱負荷(最高気温-臨界温度)>気温の日較差の順に影響し、最高気温が最も繁殖成績に影響すると言われています。すなわち、分娩と交配ステージでの重点的な対策がポイントとなります。この時期、どうしても生産性が落ちてしまいがちですが、少しでも生産量を確保するために夏場に向けた母豚のコンディションや豚舎内を涼しくするための環境作り、交配頭数の確保、死流産対策、栄養の補助、精液性状確認、スタッフの健康管理など「全集中」で取り組みたいものです。