「西日本を中心に冬型の気圧配置がやや強く、寒気の影響を受けやすい。北日本では、低気圧の影響を受けやすい時期があり、向こう3か月の降水量は平年並か多い」と気象庁が3か月予報を発表しました。防寒対策の準備は怠りなく。まだまだ周期的に寒くなったり、暑くなったりしますので畜舎環境の調整はこまめに実施してください。また、種豚の環境温度に合わせた飼料の増飼もお忘れなく。今夏は、7月は暑くなりましたが、8~9月は東京の平均気温が昨年より2℃前後低く、最高気温が35℃以上となる猛暑日も1日のみでした。暑熱期の交配・受胎状況の良い農場が今年は多いようです。11月以降の分娩成績が楽しみですが、収容キャパ以上の分娩腹数が確保されていたり、産子数の落ち込みが少ない農場はその後の密飼による弊害に注意してください。免疫の空白期間のバラツキをなくすためには、すべての子豚に確実に初乳を十分に飲ませることからスタートです。