11~1月の離乳頭数の確保のために育成候補豚の確保、体感温度を下げる様々な工夫等もすでに暑熱対策の準備が着々と進んでいるとことと思います。気象庁の3カ月予報(6~8月)によると「暖かい空気に覆われやすいため、全国的に気温が高くなる見通し、降水量は平年並み」と発表されました。ここ数年の傾向は、暑熱ストレスのファーストインパクトがゴールデンウイーク前後か、梅雨明け直後に来る二つのパターンがあるようです。昨年は、7月に急激な暑さに見舞われ6月交配分の受胎率が落ちた農場が見られました。今年も種豚がまだ暑さに慣れていないようです。熱量指数を考えずに気温だけに囚われてファンを回して体感温度を下げすぎないように注意してください。分娩率、総産子数に影響する交配前3週間から交配後2週間のヒートストレスを最低限にしなければならない重要なステージです。涼しくすることなら、なんでもトライしてください。